いつもの漆芸展に行って来ました。
仕方がないので、この案内葉書に付いていた画像をば・・・ 兎の白いところはうずらの卵の殻を貼る技法です。 ステキだったのはスズメの帯留め 内野氏のお得意木地蒔絵です。 とても手間がかかるのだそうで、お値段も、それなりに・・・・ 案内状の左手に見えている櫛。 この櫛の生地(木の形)は専門の方の作で 皇室の方々もお買いあげになられるとか・・・・ (でも、後継者がいないんだそうで・・・) その生地に漆を塗ったのが、この作品。 近くで見ると大変ステキですが・・・・・ 私にはこの櫛をさす髪がない・・・・・(悲) そう言えば、お茶道具の棗(なつめ)も数点ありましたが、 木地蒔絵で蓋に鹿が描いてあるのがあって、 蓋を取ると中には桜と楓が描いてある。 その鹿の角や頭の表現が薄くてしかも立体的で すばらしかったですね。 でも、桜は不要?そこまでこだわらなくてもいい? 興味があったのは、漆がだんだん透明になっていくという話。 なので、木地蒔絵の作品は色が黒いものが多いのですが 年数が経つにつれて、上に塗った漆の色が薄くなり 金属の色がよく見えるようになり だんだん、模様の輝きが増すのだとか。 だから作品を作った時点では色が黒すぎても、 次第に良くなるのだけれど、 作品展などでは選者が必ずしも漆の専門家ではないので その時点で綺麗に見えるように作ることもある。 その場合、年数が経つにつれて ちょっとキラキラしすぎになることもあるが 致し方ない場合もあるのだとか・・・・ 色々事情があるんですね。
by yamamotoyk
| 2008-11-14 19:22
| 外出
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Comments(2)
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bananamama
at 2008-11-15 17:37
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フリーでも見学できるのでしょうか?
茶道のお稽古を始め 帯留を使用しなくなりましたが 棗・・・目の保養に見たいな~ ご住所○●山?もう少しヒント頂けると場所が分かると思います・・・
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yamamotoyk at 2008-11-15 19:09
はい、bananamamaさんありがとうございます。
薬師山1-3です。 一般の家に漆の字を書いた旗が立ててあります。 今回はお茶道具の数はあまりありませんでしたが、 それでも、とても綺麗なものが数点あって ご覧頂けるかと思います。
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