藪の鶯

庭の手入れをしていると・・・・
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どこからか小鳥のさえずりが聞こえます。

隣のビルの屋上では鳥があたりに響き渡るように
縄張りを宣言する声がする時がありますが、
チッチチッチとさえずりあっているようなそんな鳴き声です。
辺りを見回しますが、姿が見えません。
声のする方を探しますが
どうもこのキンモクセイの中から聞こえますが
見上げても向こうが見えるだけです。
しかし一点をじっと見つめていると
確かに動く物がいます。
小鳥がいるに違いありません。
鳴き声と最近の様子からするとメジロでしょう。

それほど密でもない藪ですが、
緑の保護色で小鳥の姿って見えないもんですね。

ふと、長唄に時々出てくる、
“やぶのウグイス”というフレーズが思い浮かびました。
ウグイスが鳴くシーンは、
曽我の十郎・五郎兄弟が仇討ち前に
姿を潜めて敵をあざむいている場面を示唆するようですが
(大石内蔵助もしらんぷりで敵を欺きますよね)
何となく気配はあるものの
しっかり確認できない藪のウグイス(メジロ)は
まさにこの兄弟と似ているなぁ
うまく例えたものだなぁと、いたく感心した次第。

ちなみに昔はメジロとウグイスは
しばしば混同されていたと言うことですから
ますますもって、やぶのウグイスです。
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by yamamotoyk | 2009-12-20 22:54 | 三味線 | Comments(0)
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