弁慶衣装

さて、弁慶の気分たっぷりの着物です。
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くるりの竹楊柳着物に勧進帳帯。
珊瑚玉の帯留めです。(自分で屑珊瑚玉にドリルで穴をあけた)

夕方家を出たのですが、
最近は小千谷縮みばかり着ていたので
もちろんなかは麻の長襦袢ですが、暑かった・・・・
風が吹いても着物を通った冷たい風が
肌に当たってくるということがありません。

着物の生地について考えました。
ちゃんとした麻の着物は、
植物を手で裂いて作った細く長い繊維で織られています。
繊維同士はつないであるわけです。
しかしこの竹着物は現代物の工業製品ですから
そんな手作業で作られているわけではないでしょう。
そんなことをしていてはこの値段では出来ません。
布の端を見ると普通の木綿の布地のように
毛羽立っています。
つまり細くて短い繊維を撚り合わせて作った糸を
織って布にしてあるわけです。

もし顕微鏡などで観察すると細い繊維が絡まっていて、
空気を沢山抱え込み風が通りにくくなっているはず。
すうすうと風の通るつるっとした繊維で出来ている麻との違いです。

結論、見かけは小千谷縮みに似ていますが
実は木綿に近くて、より暖かいことが予想されますし、
実際、麻よりずっと暖かい(真夏は暑い)

ただ、これが日本の竹で作られているなら
衣料品原料の自給につながるし竹藪対策にもなるので
ほとんどが輸入に頼る木綿よりエコだと考えます。
(日本の国としてはエコロジカルかつエコノミカル)
また木綿や麻より皺になりにくい気もしますので
5月から10月までのカジュアル着物としては、
たいへん望ましいかな、と思います。

ただしチョー蒸し暑い名古屋では真夏は麻を推奨しますけどね。
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by yamamotoyk | 2010-08-07 23:59 | 着物 | Comments(6)
Commented by bananamama at 2010-08-08 11:37 x
ドリルで珊瑚に穴を!ひらめきですね~
帯、いつみてもインパクトがあり素敵です★
Commented by yamamotoyk at 2010-08-08 21:57
は、bananamamaさんありがとうございます。
手回しドリルでおっかなびっくり、
時間かかってしかもちょっと穴が中心からずれて
穴の入り口もちょっと欠けて。
屑珊瑚は安かったし、愛着も出て嬉しいです。
Commented by トビウオ at 2010-08-10 22:36 x
うまこさま☆
麻と竹繊維の違いの体感レポをありがとうございました。
触るだけでなく、実際に着てみて分かることってありますよね。
麻を基準にして、見た目に似ていると同じように思ってしまいます。そっか、暖かいのですね。
葛布も見た目と違って、暖かかったです。

全国の紬だけでなく、色々な素材の布も身に纏ってみたい!
野望だけは膨らむわ。。。
財布の中身も有り余るほど膨らんで!!!(願望)
Commented by yamamotoyk at 2010-08-11 18:56
はい、トビウオさん、ありがとうございます。
今回の竹楊柳に関しては
竹という植物の特性だけでなく
紡ぎ糸という、絹で言えば生糸と紬糸のような
そんな構造的な違いも
暖かさの違いに関係しているかな、
と思いました。
だからもし苧麻の様に竹を
細く細く裂いて、長い糸を作る技術があれば
また着心地は変わってくるかと考えますが
竹をそのように裂くことは非常に難しそうなので
考えてもしょうがないかな・・・・

葛布も経糸の種類や撚りの加減で
きっと着心地は変わってくるのでしょうね。
貴重な天然繊維は価格が・・・・
達成に時間がかかるのは良いことかも・・・
Commented by しんのすけ at 2010-08-15 11:10 x
昨日センスでバタバタやりながら・・・
胸元まで風が通るぅ~と感心していたんです
普段着ではこうはいかないですよね
でも・・・毎日本物を着るのは無理なので、だましだまし暮らしてます
Commented by yamamotoyk at 2010-08-15 22:38
はい、しんのすけさん、ありがとうございます。
同窓会や長距離ドライブ、お疲れ様でした。
夏大島はやはり涼しいですか☆
たまに着ると嬉しいのがいいですね♪~
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