さて、◎◎記念パーティーに苦労して2重太鼓を結んでいった馬袋帯。
よく見ると馬の上に犬がいます。 だから犬馬袋帯と呼ぶことにします。 茶色く見えるところは金糸が使ってあり、 薄手のさらっとした変わり織りの八寸帯です。 裏は別の模様が入っていてリバーシブルになっています。 タレの少し上見えないところにマークが・・・ 何が書いてあるのかとてもわかりにくいのですが 一度見たことがあればわかる渡文のマーク。 多分、渡文の櫛かき織というのではないかな? 定価で買えばずいぶん高いんでしょうけれど何せコメ兵・・・だもんで・・・(^^;) それでも高かった。でも、古代文様のようなすてきな馬ですからね! 以来、大切にしていて多分10年以上経って初めて陽の目を見たという。 さて、いくら買ったときが高くてもタンスに入れていたのでは 何の価値もありません。今更売っても二足三文。 でもこのままでは毎回大変苦労するので、やはり・・・・・ この手の仕事で一番大変なのは、この決断という作業です。 というわけで、一度締めてちょっとしわしわしている今がチャンス。 渡文マークのちょっと上でばっさり! 後はお太鼓の始まり、ちょうど後ろに行く辺りでもばっさり。 中を見ると薄手の芯が入っていますね。 とても薄いのでお太鼓を上下ひっくり返し、 タレは裏表反対にして、ミシンでしっかり縫いました。 帯は案外引っ張ったりして力が掛かりますからね。 普通の人なら付け帯にするのもいいですね。 でも私は前で結ぶ引き抜き結びが気に入っているので お太鼓の柄を天地逆にしてタレを裏にしたいのです。 というわけで、完成です。 この柄は二重太鼓があうと思うので、引き抜きで二重太鼓に結びます。 裏の横縞柄は角出しも良いかもしれませんね。 単衣から夏に向けてのちょっと上品なシーンに合いそうです。
by yamamotoyk
| 2011-09-21 16:51
| 和装製作
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Comments(2)
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bananamama
at 2011-09-22 07:18
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大胆!でも、賢明ですね~箪笥の肥やしが一番もったいないです
気に入って使えるようになったのでよかったですね~♪ まったく着物を着ない友人がお嫁入りの着物一式売ったとの事。 和装小物など着物関係すべてダンボールに詰めてドーンと発送! 2千円ちょっとだったそうです。 その人は着物を畳む事もできない人なので収納スペースが 広がって喜び◎ よかったね^^
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yamamotoyk at 2011-09-22 17:58
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