紋付羽織

さて、先の記事で他家の葬儀なので・・・云々
と書きましたが、
そういう場合、着物本では、どう書いてあるのでしょうね。
地味な色無地(紋付)に小物が黒、でしょうか。
こんな感じ?なんか、ちょっと落ち着かない感じですが・・・・
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この着物はずいぶん濃いグレーなのでまあ目立たないと思いますが、
ここでどうしても思い出してしまうのが、
初代貴乃花、二子山親方の葬儀の時、すでに離婚されていた元おかみさんが
明るい色の色無地で参列され、マスコミの非難ゴーゴーを浴びていたこと。
着物本によれば正しい着方なのですが、
そんな着物の規則なんか知っちゃいないというフツーの人々には、
ひどく奇異に見えたのでしょうね。

私は戦後派、どっぷり昭和の人間なので
お母さんのイメージとして(短め)羽織が染み付いています。
子供の入学式卒業式に色無地+黒い羽織が定着していた世代です。
嫁入り道具にも、はい、ちゃんと持参してきました。
もうすでに誰も着ない時代になってましたケド・・・・

そんなわけで、たとえ、着物本が色無地に黒い小物
と書いても、黒い羽織がないとなんだか落ち着かないのです。
たとえ、お母さんの短い羽織姿が大っ嫌いだったとしても・・・・
(短い羽織大っ嫌いです。こわ~いお母さんのイメージがあります)

名古屋の習慣としてご近所の葬儀には地味な縞お召しに黒羽織、
というのを知ってからは、さらにその姿に安心感を覚えるようになりました。
もっともその慣習はすでに廃れてましたケド・・・・
こんな感じ
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ほらね、ちゃんと紋が3つついているんですよ♪~
これなら、椅子にかけている時、多くの人ごみにいる時、
黒一色の喪服のなかでも悪目立ちしないと思うんですよね。
で、下のほうは真っ黒じゃないから身内ではない、とわかるってもんです。

おかみさんも黒い紋付羽織を着ていれば、
あんなに目立ったり色々言われたりしなかったのにね、と思うんですケド・・・
名古屋じゃないからだめか・・・・
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by yamamotoyk | 2012-09-17 19:05 | 着物 | Comments(2)
Commented by しんのすけ at 2012-09-18 08:41 x
母の友人が20歳の娘さんを急に失くした時、お通夜はオレンジの色無地で、皆、いくらなんでも・・・と噂しました
そのころ、大往生の方のお通夜は、親せきの女性が色とりどりの色無地で、極楽浄土とのイメージ・・・と・・・・これはプラスのイメージでした
私の色無地は、袷がえんじ、単が明るい紫だったので、この時を期に、グレーの袷と紫の袷、ベージュの単を作りました
この頃身内以外の時は、袷は黒っぽい大島、単はお召、夏は小千谷に黒羽織です  昭和30.40ころのイメージですね  きっと
Commented by yamamotoyk at 2012-09-18 19:01
しんのすけさん、貴重なお話ありがとうございます。
私は子供時代は岐阜市内(あるいは転居続き)で、
親族以外の葬儀の経験がありませんでした。
その後名古屋市内に来て、色々昔のしきたりを見聞きして
驚くことがままありました。
(名古屋って色々昔のことが残ってるんだぁ~)
今でも、町内のお葬式で親族以外の着物姿を見ることがあります。
これからも、行事の着物姿が続いていくといいなぁ~
なぁ~んて思います。
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