さて、忘年会出し物、沖縄ネーネーオバーズの衣装です。
本家ネーネーズの衣装をYou Tube などでじっくり観察。 これはもともと沖縄のロイヤルファミリーの衣装で、 しかも打掛が元になっているもののようです。 十二単の一番上に着るものに似ています。 袖は袂がなく胴からいきなりでっかい筒袖のように付いています。 元は打掛でも舞台で唄い踊るには不便なので 現代の着物のようにおはしょりをして短く着ています。 おはしょりの紐は紫の細帯(しごきのようなもの)を使っていて その下は中に着た普通の着物の裾が見えていています。 ということは普通の着物と同じように仕立てて、 丈は対丈(約140cm)。袖は胴にくっつけちゃうけど、 袖丈はまあ、布の許す範囲で長め。 ただし、腰紐の位置よりは短いほうがよさそう。 ま、腰紐の位置くらいか?私の寸法だったら襟から75cmくらいの位置。 ということで、袖丈は70cmになりました。 襟も余り抜かずに着ているようなので、繰越は一応2cm。 着ているものの上から打掛風に羽織るので寸法はゆったり大きめでシンプル。 というわけで、基本の形はできました。 試作的気分なのでしつけ並みにざっくり縫い。 うまくできたら、その上からミシンを掛けようかと思っています。 どうだ!早いだろう!と威張ってみるが・・・・苦労しました。 私が一番てこずるのは普通の布は布目が曲がっていて、 しかも地直しはどうにも苦手。 苦労しても結局ちゃんとできないので無視。 かといってしなければまともな着物になりません。 どうするか・・・・ 幸い、買った布は綿紬風。 ネップと言うか太い糸が縦横に走っています。 布端のところで寸法を測り、同じ糸をたどって線を引き印として裁断。 で、縫う時にうんちゃら引っ張ってなんとか地直し。 線の印に忠実に待ち張りを打って縫っていきます。(ざくざくですが・・・) アイロン掛けたほうがいいね、んじゃ、まとめて後で・・・・(^^;) さて、形ができると、とても嬉しいのですが、 このあとに難関が待ってますね。 それはもちろん、おくみと襟付けですが、 難しく考えないでシンプルに行きたいですね。できるかな?
by yamamotoyk
| 2012-10-17 18:50
| 和装製作
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Comments(6)
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bananamama
at 2012-10-17 19:23
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ワ!紅型ですね★
やりますね~大塚屋 段々テンション上がってきそうです^^/
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としこ
at 2012-10-17 21:02
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buribushi at 2012-10-18 09:04
you tobeで観察して作っちゃうなんて、さすがはうまこさんですねぇ。感動します。
黄色地の紅型はむかし王侯貴族の着たものだとか。 人が、沖縄へ行くと好きな布がたくさんあっていいね、と言うけど、紅型でも、芭蕉布でも、ほんものは7桁のお値段ですものね。 頑張れば買えるかな、というところに好きな物があるとせつないけど、7桁とくれば良い景色と同じで、ほほー、と眺めるだけです。
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yamamotoyk at 2012-10-18 23:04
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yamamotoyk at 2012-10-18 23:05
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yamamotoyk at 2012-10-18 23:11
すばるさんありがとうございます。
着物を苦労して自分で縫ってみると 構造がわかって、想像がつくようになります。 これで出来上がって、どんな風になるかで、また検討。 男の子のプラモデル作りみたいですね。 7桁どころか、5桁にも恐れおののき、 4桁で何とかしたいと、真似事ばっかりの着物ライフです。 よい景色みたいなもんでしょう?
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