運良く仕事のない日だったので、
東京行きの荷物を作り、 着物を着てみました。 あら、前回作った絽の袖うそつき、(クリック) うそつきの袖が着物のたもとの中で踊ってます。 着物の袖が長い? 計ってみると、着物の袖は標準(1尺3寸49cm)でしたが、 替え袖が短いようです。 絽の余り布がどこかにあるはず・・・ ともう一度あちこち探してみますが、みつかりません。 でも、見つけたのは 素材はベンベルグと書いてあります。 ベンベルグとは旭化成のキュプラのブランド名です。 で、キュプラって何? コレは、綿のタネにくっついている短い毛を 銅アンモニア溶液で溶かして繊維化した 再生繊維だそうです。 もとが木綿なので似ているようです。 え、再生繊維? レーヨンとどう違うの? レーヨンはセルロースを溶かしてから繊維化した再生繊維。 セルロースは木材から採るんだそうです。 材料と溶かす溶液が違うんですね。 レーヨンは濡れると縮んだりして、 とても嫌な記憶があるので避けていましたが、 キュプラは大丈夫なようです。 あら、良いじゃ無いですか! 結局、すそよけをほどいたら、 うまく左右の袖分がとれて、 見えないから良いやとばかりに、ミシンでさっさと作っちゃいました。 別の筒袖うそつきにできた絽の袖を縫い付け、 新しく白い半襟と柄半襟をかさね付けし 完成☆ さあ、着々と準備が進んでいます。 あ、そういえば、 行き帰りはインド絣帯を締めることにしたのですが、 柄の配置が悪く、変な所に縫い目が来るので(クリック) これも切って縫ってと修理。 簡単に角だしもお太鼓結びもできるようになりました。 ミシンを使った作業はさっさとできるので、 ずいぶん色々できた気がします。 追加: 夏の襦袢と言えば、麻か海島綿しか頭にありませんでした。 どちらも、良いお値段。 しかしここに来て、キュプラ(できればベンベルグ)のうそつき、 というのが急浮上。 調べれば、リーズナブルなお値段で簡単に見つけられます。 おそらく麻ほどは涼しくないし、 汗ばむと肌に張り付くだろうから、 硬い着物ではなく、 柔らか物を優雅に着る時には良さそうです。 ちょっと色々試してみたいですね。
by yamamotoyk
| 2015-06-02 23:31
| 和装製作
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Comments(2)
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のんこ
at 2015-06-03 09:13
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へえ、キュプラってそうだったのですか!初めて知りました!! ^0^ ワタシには一番出番の多い裾除けですが
もとは天然繊維からなりたっているとは・・・なんか愛着がわきます。 ^~^
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yamamotoyk at 2015-06-03 18:29
のんこさん、ありがとうございます。
私も今回、ブログを書くに当たってちょっと調べて はじめて知りました。 キュプラって化繊の裏地としか思ってませんでしたし、 ベンベルグが東レブランドのキュプラだって言うのも はじめて知りました。 霧吹きでアイロンかけていて、 なんだか感じが良いなぁ~、と思ったのですが、 絽のベンベルグの襦袢って涼しそうですよね。 ポリよりずっと良さそうな気がします。
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