五郎

nanoさんにTBさせていただきました。
さて、五郎の教本を買ってきました。
って、正式な題は時致(ときむね)って言うのに、
誰もときむねって言わないで、三味線やさんのおばさんまで
ときむねくださいというと、あ、五郎ね、だって。

で、中を見て、どこかの演奏会で撮ってきたテープを聴くと、
誠に不思議な曲。

最初のページは、時雨西行の普賢菩薩出現の所とか、
連獅子の至る所に出てくる、じゃらんじゃらんじゃらん・・・・、
という大薩摩(おおざつま)がいきなりでてくる。
唄はその間、あ~あ~あ~・・・・と高さを変えながら唄うのだ。
つまり大変勇ましい出だしなのです。
せりふも“曽我の五郎時致は、倶不戴天の父の仇 ”
という訳で、どんな仇討ち物語かと思うと、
いきなり次のページで、“やたけごごろも春雨に 濡れて廓の”
と、急になよなよ調に変化するのです。

ず~っと、そうかと思えば、時々いきなり、勇ましい文句と曲調。

なんともはや、江戸時代の曲の感性というのは・・・
この変化が面白いらしいんですけど。
ま、たしかに意表をつく感じで面白いと言えば面白い。

で、曲の終わりは“今年また 花のお江戸の浅草に 開帳あるぞ賑わしき”
と、いきなり話が(当時の)現代に飛ぶんです。
どうやら曽我の五郎(曾我兄弟の弟の方)が現人神にまつられていて、
まつってあるお寺が、浅草に出張ご開帳をやったらしいんですね。

たしかに最初の大薩摩はまだまだ苦手意識があるけれど、
その後はゆっくりしていて、チリチリチリと早い合いの手もないから、
たしかに、さほど難しくはないかも知れませんね。
で、ときどき、せりふ調の文句があるし。
舞台派手するのかしら?
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by yamamotoyk | 2006-01-24 19:39 | 三味線 | Comments(4)
Commented by nano at 2006-01-24 21:33 x
トラックバックありがとうございます。
五郎って、そんな内容の曲なんですね。
とても勉強になりました。

そうそう、先生に「おおざつま」って言われて、
何のことやらわからなかったのですが、
あのじゃらじゃらのことだったんですか。
練習してたら手がしびれてしまいました・・・。
Commented by くり at 2006-01-25 12:42 x
五郎の歌詞、おもしろいですね。
よく読んだことがなかったです。
長唄も(今読むと)変な歌詞が多いですね。(^^)
Commented by yamamotoyk at 2006-01-25 19:23
はい、nanoさん、TBさせていただきました。(感謝)
そのことを書くの忘れたので、今、文中に書きたしました。
大薩摩、本当のところは、
色々種類があるらしいとか、実はよく知らないので、
とりあえず、トテチンリンから始まるじゃらんじゃらんがあると、
大薩摩かな・・・・って、ていどです(^^;)
どこまでなのかというのも、実は自信がないのですよ。
多分テンテンテン・・・・・、までだろう・・・・か???
Commented by yamamotoyk at 2006-01-25 19:30
はいくりさん、
初めて見た時は、ナントいい加減な歌詞だろうかと・・・・
仇討ちと廓がよいは同列に並ぶと、かっこいいのかしら?
大石内蔵助もそうだし・・・
初めは御上の目を欺くつもりなのかと思いました。
本当、長唄の歌詞って唄ってる時はわかんないです。
読んでもなぞなぞみたいですが、
色々ネットで見てると、じつは奥が深かったりして。
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