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後ろ身頃の印付け

さて、今日はたっぷり時間があるはずなので
昼食後、早速 本日の課題、後ろ身頃の印付けに取りかかりました。
本を脇に置いて、フムフムとか言いながら、
布の寸法を計って確かめているつもりが、
後ろ身頃の印付け_c0021551_993143.jpg

なぜかはさみを入れている。
頭が前回にタイムスリップしたに違いない。
認知症の人の頭の構造がだんだん理解できる年齢になってきた(T_T)
ここは決して切るところではない!
ここに書くことをしていなかったなら、当然ここで断念するはずである。

気を取り直して、復元することにした。
後ろ身頃の印付け_c0021551_9113414.jpg

このまま、この縫い目を飾りとして生かすか、
もう一枚布を当てて、見えなく細工するかは、後に考えることとする。

さて、本を見ると、4cmずらして半分に折り、
長い方を後ろ身頃にして、印を付ける。と書いてあるので、
4cmずらして折った。なお下の画像は、もちろんイメージ画像である。
わかりやすいように撮影したものである。このまままねをしないように。
しかし見て欲しいのは、布が微妙にゆがんでいることである。
これは、アイロンを使って、ゆがみを直すという作業が、
うまくできていないのである。
後ろ身頃の印付け_c0021551_911535.jpg

ゆがんだまま寸法を測れば、もちろん、きちんとできない。
そこで私は、格子を利用して、寸法を測り、印を付けているのである。

しかし格子でない物であったら、
どうやって、計ったり、印を付けたりすれば、いいのであろう。
第一布のゆがみを直すという作業も、
直ったかどうかどうやってわかるのだろう?
この格子布は、このまま頑張れば、完成するかも知れない。
しかし、それができたからと言って、格子以外の布では着物はできない。

やれやれ後ろ身頃の印を付けるだけで、半日かかってしまった。
前身頃は次回にしよう。

若い頃は自分の能力の限界がわからない。
わからないから、すばらしいことができたりもするが時には失敗もする。
失敗経験を積み、おまけに身体能力も低下してくると、次第に用心深くなる。
でも、あきらめず、頑張るコツは、一度に頑張らない事だというのは、
三味線の練習をするようになって覚えたことだ。
by yamamotoyk | 2006-02-04 22:46 | 和装製作 | Comments(8)
Commented by yamamotoyk at 2006-02-05 09:15
長岡さん、ごめんなさい。
一部削除したら、発言も消えてしまいました。
身頃をなぜかまっぷたつに切ってしまったのです。
肩が切りはなされてしまったというわけ。
とりあえず、縫い合わせ、裏から布を当てましたが、
どうするか後で考えます。
Commented by 長岡 at 2006-02-05 10:23 x
あ、肩あきを全部切ってしまったのですね~
これは悲しい(T T)
でも、お客様に収めるものではないので、それに、こういう格子柄なら
柄がつながるように、普通に中表で縫い合わせれば、
多分着てしまえば言われなければわからないと思うよ~~
身丈が少し短くなってしまうけど

ちりめんの色無地なんかだと、ゼッタイ目立ってしまうけれど、
格子&ウールが、今回は幸いしましたね !
Commented by 長岡 at 2006-02-05 10:27 x
あぁ、後を4センチ長くしてあるというのは繰越揚げを取ってあるのだから、
繰越揚げを作らなければ身丈は短くならないか・・・
Commented by nano at 2006-02-05 10:40 x
>あきらめず、頑張るコツは、一度に頑張らない事

さすが、含蓄のあるお言葉ですね。
私も全力疾走してはエンストするタイプでした。
コンスタントであることの重要さを理解したのは、
今の仕事を始めてからです。
三味線も細く長くやっていこう。
Commented by まりも at 2006-02-05 14:21 x
 和裁をするひとなら「オーマイガッ!」というところでしょうか。
片身、別布無地ウールてのはどうでしょうか・・・・(ゴメン)みんなで考えよう。
Commented by yamamotoyk at 2006-02-05 17:40
はい、長岡さん、肩あきの部分を切ってしまったのですが、
肩あきと思ってを切ったんじゃなくて、印付けを始める前の
半分の位置を確かめた段階で切り始めたという
何とも自分でも訳のわからない行動!(モロ認知症だ)

で、ジグザグミシンで筋を合わせて縫い合わせ、
もう一枚布を当ててジグザグとやってしまいました。
ハンティングジャケットのガンパッチみたいに
肩だけ頑丈になっちゃいますね。
上前にしようか、下前にしようか、考え中です。
Commented by yamamotoyk at 2006-02-05 17:46
はい、nanoさん。
がんばりすぎて、自分の理想に到達できないと感じ、
めげてお稽古止めちゃう人がいるので、
友人とのこれが合い言葉になってるんですよ。
がんばらないで、ずるずると楽しもうと。
いわば単なる楽しみですからね(^_-)
お師匠さんも、
長く続ければ、自然にうまくなっていく、と言われました。
Commented by yamamotoyk at 2006-02-05 17:49
はい、まりもさん、一緒に悩んでくださり、
本当にありがとうございます。
皆さんのアイデア、そっと、秘密の引き出しに入れておきますね!
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