行ってきました、南山歌舞伎。
南山大学は地下鉄名大前と八事日赤のちょうど間にあるので、 行きは名大前で降りて帰りは八事日赤から乗りました。 なんだかすごい山の中という感じです。 ネットで地図をダウンロードして行ったので道に迷いませんでした。 場所は舞台のある階段教室。 日本文化学科、安田ゼミの卒業研究プロジェクトの発表会だそうです。 つまり文献として歌舞伎を研究しているだけではわからないことも、 実際やってみることによってわかってくることがある という安田教授のお考えなのだそうです。 今年で3回目(3年目)。4年生が白波五人男、3年生が捕り手 しかも下座(伴奏音楽)も自分たちでやってみる、ということで ある意味とても贅沢なプロジェクト。 今年は学生数が多くて、2組(五人男だけ代わって)2回公演でした。 このプロジェクトは、安田教授の幼なじみの 杵屋喜多六師匠(三味線)と大道具華新の社長さん(?)の全面バックアップのもと 新城歌舞伎の方と顔師(化粧)・衣装の方の協力で実現したのだそうです。 いやいや、それだけじゃぁありませんよ。 カメラマンはもちろん何人もいましたし、(記者?) 新聞の記事のおかげで客席はかなり入ってましたが、 何より驚いたのは、大向こうのかけ声が何人も! すばらしい! あの絶妙なかけ声のおかげで まだまだ歌舞伎初心者の私もおもいっきり拍手が出来ます。 芝居の時間は短いのですが、とても盛り上がりました。 三味線は三人が弾ける人、三人は全くの初心者。 11月から始めたのだそうです。とっても良かったですよ。 生の三味線、鉦や太鼓に唄が入っているって、いいですねぇ~。 衣装や化粧にかかる時間をつぶすため、 ゆったりとした時間が流れていて、 にこやかな安田教授の気配りや人柄の伝わる とてもなごやかな発表会でした。
by yamamotoyk
| 2007-01-28 23:36
| 外出
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Comments(6)
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南山学生
at 2007-01-29 19:26
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初めまして。突然の書き込み、お許しください。
記事にして頂いた舞台に携わった学生です。 「南山歌舞伎」でYahoo検索した所、こちらのブログへ辿り着きました。 こうして新聞を見て足を運んで下さった一般の方まで いらして下さったのかと、記事を拝見して感動し、 堪らずコメントさせて頂きました。 駅から遠く、坂道も多く、便の悪い学校でしたが 素敵なお着物でお越し頂けて、本当にありがとうございました。 お着物も、考えてお召しになって下さったんですね。 私たちの舞台に向けて、お召物を考えて下さったお心が、 何より嬉しく思います。 大道具や衣裳はもちろん、 足を運んで下さるお客様のおかげで 舞台をつくることが出来たのだと、心から思います。 重ねて、厚く御礼申し上げます。 これからもお着物で、名古屋の街を飾って下さい^^
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歌舞伎にいらっしゃるとの記事でしたので、楽しみにしてました。かっこいいですねぇ、白浪さんたち! すごいですね、ここまでできるなんて。実は昨年12月9日のブログに「五人男」のことを書きながら、一度実際のお芝居を見てみたいものだ、と思っていたのです。五人並んだ写真、カンゲキーです。あとになってしまいましたけれど、お召しになった長羽織、色目も長さもいいですね。こういうのは一枚あると重宝しますね。
うまこさん
若いお方たちが歌舞伎に取り組む姿には清々しさと共に 熱いものを感じます。磨き抜かれたプロの芸は、それはそれで もちろん素晴らしいと思いますが、このように学生さん達が 真剣に向き合っている姿を拝見すると、感動し、つい応援したくなります!!(古典芸能のサポーターの一人として、ちょっと発言) うまこさんのレポートも素晴らしいですよ。
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yamamotoyk at 2007-01-30 11:02
はい、南山学生さん、
書き込みどうもありがとうございました。 会のご成功、おめでとうございました。 後から考えるとますますすばらしい プロジェクトだったと思えてきました。 お芝居や演奏、拍子木に至るまでの 指導そのものはもちろんですが、 舞台、衣装、化粧、どれをとっても プロの技で、とてもすごい物でしたが、 大向こうのかけ声、 あれには、ほとほと感心しました。 かけ声はお芝居にはつきものですが、 講堂という場所のおかげか、 でもきっと、大向こうさん達の応援の気持ちが ものすごく入っていたに違いありません。 それにうまく乗せられて観客も含めた一体感 本当に充実したひとときでした。
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yamamotoyk at 2007-01-30 11:08
とんぼさん、ありがとうございます。
白波五人男のこの場面は、 このような発表会には本当にいいです。 衣装や背景は美しいし、主役が5人、 一人ずつのせりふや動作のほど良さ、 その他大勢の捕手のあんばい。 素人さんの熱意が本当にほほえましくって 見ていてやみつきになりそうです。 羽織は色々失敗を繰り返、研究して やっと思うものが作ってもらえた、という代物です。 ちょっと改まった雰囲気を、と言う時重宝しています。
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yamamotoyk at 2007-01-30 11:20
桜子さん、ありがとうございます。
本当に頑張っている皆さんを見ると応援したくなりますね。 そしてそういう応援の熱意もまたいいものですね。 これからも古典芸能の応援をどんどん、 よろしくお願いいたします。
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