さて、小千谷縮みを水に浸して
今回、伸子張りをしなかった理由ですが、 覚えておいででしょうか、伸子と格闘した縮みの浴衣地。 袖まで縫ったのですが、しんのすけさんの言われるとおり、 伸子のせいで端が波々でどうにも始末が悪いのです。 袖で一旦停止したっきり前に進む気が失せてしまいました。 で、今回水につかった小千谷縮みは木綿と違い 引っ張って変な伸び縮みが無く、これは棹にかけても大丈夫 と言う感じがしたので、そのまま乾したというわけです。 さて、とにかく何でもやってみよう、経験してみよう、 ということで、浴衣と格闘した結果は決して無駄にはしていません。 学んだことがもう一点あります。 それは、やる気がみなぎっている間に 面倒なことや大がかりなことをやってしまおうと言うこと。 具体的に言いますと、着物は身頃が一番大変なので 私の本では袖を最初に縫うことになっていますが、 身頃の印付けと縫うことから始めることにしたのです。 身頃って縫うと、なんだかもう着物になっちゃった気がしますね! ちょっとした時間があったのでおくみの裁断と印付けをして 片側のおくみだけ安全ピンで付けてみました。 それにしても小千谷縮みはウールとはまた違った難しさがあります。 あのチリチリとした縮みと、するすると滑る感じにだまされて あ~ぁ、また裾がガタガタです・・・(>_<) 今回は黒地に細い白の縦縞なので 縞を頼りに縫っていくと縦の線はなかなか調子が良いのですが 横になると・・・あれ~?って感じです。 いつまで経っても本と首っ引きですし、 今週は仕事が忙しいのですが、頑張ります。
by yamamotoyk
| 2007-07-27 22:18
| 和装製作
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Comments(4)
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ぶり
at 2007-07-28 16:50
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おぉー、もうここまで縫うてもうたの~ 早っ。(@@;
3年前の地震・風水害以来、被災地の物産を求めるように していますけど、倒産や廃業のニュースを知ると、 個人の力には限界あるな~とも。 かわないよりマシかしらね。
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yamamotoyk at 2007-07-28 22:40
はい、ぶりさん、ここはエネルギー効率の一番いい場所です。
左右たった2枚の布だけでこの形ができました。 原始的な部分と言えるでしょうか。 この後細かいところができていくのですが、 画像的に変化がわかりにくいですね。 つまりエネルギー効率がだんだん低くなっていく・・・ でも、着物の格好ができていると嬉しいというか、 励みになりますね。 一人一人の力は小さくとも メッセージを出し続けることによる効果を期待したいですね。 こちらはエネルギー効率悪そうですが・・・
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楓
at 2007-07-29 13:16
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数日に一度、あれからお邪魔しております!
わお!ご自分で縫われるのですね。 私は、まだお直し専門です。先日、アンティークで大島を見つけて激安で入手。 あまりの汚れに水通しししないと駄目みたいで。 無理矢理水通して、引きつった所を解いてチクチク直してます(^^; 最初から縫える様になったら、洗い張りしちゃうのですけれど。 なかなか先は長い様です。 (裄丈の折り込み伸ばすくらいは、お茶の子さいさいです♪)
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yamamotoyk at 2007-07-29 18:26
はい、楓さん、ありがとうございます。
まだまだ自分で縫えるというほどできるわけではありません。 縫ってみている、という程度です。 お直しと新しく作るのはきっと別物でしょうね。 私はお直しができません。 なので、お直しができれば、自然に和裁ができるようになる ということでもないとは思いますが、 お直しがお得意なのはそれはそれですばらしいことなので がんばってください。 安い(または無料の)反物があったら、一度お仕立てにも挑戦されると また世界が広がるのではと思います。
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