さて、午後は茶格子着物にもどります。
実はこの反物、寸法を測ると短いのです。 普通に作ろうとすると、袖丈を短くするしかありません。 背が高くない私でも短いと言うことは よほど反物が古いと言うことか、 あるいは普段着と言うことで袖丈短めでデザインされているのか。 それにしても、短い袖丈は困ります。 労働着にするつもりは毛頭無いのですから。 というわけで、色々考えて、なんちゃって掛け襟にすることにしました。 伊達掛け襟と言ってもいいかな。 掛け襟に見えても、掛けてない。つまんだだけ、っていうのです。 襟とおくみの布をこんな風に裁って 襟を半分に切って掛け襟の両端に縫いつけ 縫い目が見えないようにつまむというか、折り込みました。 (ちょっと画像が見にくくて申し訳ないです) 前回、若草ウールを作る時、 虫喰い穴があったのでそれを何とかしようとして、思いついた方法です。 掛け襟を20cmほど折り込んだのですが 首の横や後ろは襟が薄くなり、前は厚くなりましたが、 却ってそれが前はしっかり、横や後ろはしなやか、 とたいへん具合が良いので気に入りました。 ただ、今回はあまりに短くて、重なる部分が少ないので 効果はあまり期待できそうにもありませんが。
by yamamotoyk
| 2007-11-16 23:40
| 和装製作
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Comments(7)
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のんこ
at 2007-11-17 10:46
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進んでいますね。結局なんちゃって掛け衿作戦にすれば 裁ち用は 90センチ節約できるってことでしょうか? (?_?) あぁ算数ができないよぉ。
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yamamotoyk at 2007-11-17 17:53
はい、のんこさん、ありがとうございます。
時間にゆとりがあって、結構な速度で進んでいます♪~ 普通ならおくみ2枚分(3m)の長さが必要なところを 最小でおくみ+掛け襟分(約2.5m)と言うことで、 これでは実際はかなりきついですが・・・50cm節約ですね。 今回は、おくみもぎりぎり節約で140cm 掛け襟は1mちょっとありまして襟先危うくセーフ。 かなりきわどかったです。
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yamamotoyk at 2007-11-17 17:57
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よちょーちゃん
at 2007-11-17 21:18
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うばおくみ、かぎおくみという方法もありますが、この掛け衿のやり方は、洗い張りなどでよくします。掛け衿の下は衿の端を細く切って衿付け側だけ付けると衿に見えますよ。
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yamamotoyk at 2007-11-17 22:48
はい、よちょーちゃん、ありがとうございます。
畳んだところがごろごろする場合は 見えない部分で別布をつないげばいいのですね。 そして見えるところだけ、ちゃんとした布を使えばいいのですね。 うばおくみ、かぎおくみは斜めに切るのが難しそうですね。
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uzuz
at 2007-11-18 18:08
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なるほど、こういう手もあるのですね。
手持ちの和裁の本では、反物幅を三等分(襟、襟、掛襟)して、別布を足しましょう、となっていました。 こちらのほうが手間が少なくて良いように思います。 いつか、和裁をする日が来たら、思いだすようにいたします。
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yamamotoyk at 2007-11-18 22:01
なるほど、3等分という方法もありますね。
でも実は襟幅を広く取りたかったのもあったので、 その方法を知っていたとしても、こちらを採用したと思います。 今回はつまみましたが、縫い合わせてつまむと、布によっては 局所的にとても分厚くなるので、 別布を足した方がいい場合もあるかもしれませんね。
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