羽織と色

さて、今日は仕事が入りませんでした。
今日は18日だし・・・ということは大須の骨董市の日。
でも、この一週間、高校の同期生が個展をやっていて
明日は仕事、来週の予定は不明、日曜は用事が・・・
というわけで思い切って今日行くことにしました。

彼の絵は実に爽やかな特に緑のきれいな絵です。
森とか竹林とかのデカイ絵があるかも・・・
ということはきれいな色のものを着ていかないと
自分が悲しいかも。
c0021551_16112971.jpg

きれいな赤い帯に黄系統の羽織(椿の抽象柄)にしましょう。
でも、着てみると微妙に羽織丈が短くて
どうも気分がしっくり来ません。
これでは買い物にきた奥さん、って気分・・・
(買える値段の絵ならそれでもいいけど・・・・)

仕方がないので、比較的きれいでおとなしい感じの別の羽織(左)
本当はもう少し長い方がゆったりと優雅な気分になれそうなのですが、
この羽織もこれで長さいっぱいに伸ばした物
それにしてもこうやって比べると、ほんの少し長いだけ。
4cmくらい?これだけで、ずいぶん気分が変わるもの。
この黄系統の羽織はいつもこんな感じで着るのをやめてしまいます。
いっそこれも丈を出せばもっと着る機会が増えるかしら?
c0021551_1620823.jpg

今回、この着物はリバーシブルで
裏がこんな黄色なので黄系統の羽織を着たかったんです。
思い切って丈を出してもらおうかしら?

さて、同期生の彼はちゃんと会場にいました。
ほう!デカイ絵がかかってますね!きれいですね。
2年ほど前の個展とは微妙に感じが違っていますね。

結構お客さんも入っていますね。
話しかけてくれたので、ついついしゃべり込んでしまいました。
これだけの絵を描くのに必要な期間とか場所とか
どんな人がどんな風に絵を買うかとか、の後、
ゲイジツ論を(・・・えらそうに)
と言っても一般の芸術論をプロを前にしてきたわけではありません。
今私を悩ませていること、
芸術がなぜ私の生活に必要か?という疑問です。
解説すると自分の生活費を“ゲイジツ”に当てる理由。

さて、この後、デパートの売り場を見に行きました。
お正月過ぎのセールで人々がお茶碗やお皿を見ています。
その中を通り過ぎると高級食器売り場に出ました。
まあきれいだこと。お正月のお皿がイマイチ無いことを思い出します。
もし買うならどんなお皿がいいかしら?
あれこれ見て楽しみます。
このような時、きれいめの着物を着ていると
場違いな感じが無くて気分のいいものです。
ええ買おうと思って選んでいるのですよ、と振る舞ってみます。

もし、お正月用の特別食器を買ったらどうする?
我が家にお蔵はないから上の方の戸棚の隅にでも入れるか。
で、お正月用とか書いておく?
まあ、おひな様用の食器もありますね。かわいい!
季節ごとの祝いの食器で特別食(給食みたいやねぇ)を出す?
いいねぇ、いいねぇ。でも、さすがにそこまでの場所はないよ!
だったら、お正月でもお誕生日でもその他の特別食でも、
み~んな一緒の食器ならちょっとだけ特別でいいんじゃない?
ン、良いアイデアかも。
そのまま歩いていくと九谷焼があります。
はぁ、私の先祖は富山から石川にかけて住んでいました。
だったら、漆器は輪島塗、焼き物は九谷というのはどうかしら?
いいねぇいいねぇ!    と考えるだけならタダ!

“ゲイジツ”ってこういうことかしら?
着物を着るとその着物に応じた気分になれるし、
仕事の時の自分、家で家事をしているときの自分と、
また違った気分になれます。
食器でもそれを演出して気分が良くなるかも知れませんね。
栄養や作る準備を考えた日常の食べ物。
行事やお客様用の特別な食べ物。
どこか違いますよね。
能率や成果を考える仕事上の自分。
日々の家庭の中における自分。
そして私個人としての(遊び?趣味?)の気分。

漠然と感じていたことが井形慶子著の
“3つに分けて人生がうまく行くイギリスの習慣”
に書かれていましたが、
その中の私個人としての自分がこの“ゲイジツ”を要求してるのかも。
“ゲイジツ”と芸術の関係は?これは次なる疑問ですね。
[PR]
by yamamotoyk | 2008-01-18 17:23 | 外出 | Comments(2)
Commented by nano at 2008-01-20 08:06 x
私と三味線について考えてみると、「訳もなくそれを渇望してしまう」という点で、その必要性は私にとっては自明の理のように感じます。でもそれが、こういうの何て言うんでしょう・・・非生産的?自己目的的?で、しかも形を成さないくせに時間と金を食うので困ります。芸術家やゲイジツ家になるわけにもいかないし、悩みますね・・・(って、うまこさんの悩みとは、ずれているかしら?)。またいつかゲイジツ論の続きを聞かせてください。
Commented by yamamotoyk at 2008-01-21 22:52
はい、nanoさん、
何となく似たような感じではないかな、という気がしますね。
もちろんnanoさんと私は置かれた状況が違うので
具体的な悩みの内容は違いますが、
漠然と感じていることは似ているのではないかと思います。
この漠然とした感覚を何とかして形のあるもの
または説明できるようなものにしていきたいのですが、
できるかどうか・・・・
ぼちぼちまた考えていこうと思います。
<< 失敗バッグ 小ナスの漬け物 >>