こまぎれ

三味線を弾いていると糸が切れました。

三味線には糸がよく切れる場所があります。
もちろんバチが当たる場所はよく切れるわけですが、
そのほか糸が本体にさわっているところがよく切れる場所になります。
上駒、駒、一番下の胴に触っているところ、などです。

一番細い三の糸は一番よくバチを当てることもあってよく切れます。
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そのほか上の駒で切れる場合。
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駒のところで切れる場合や一番端の音緒のところで切れることもあります。
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しかし、同じ切れるにしても糸巻きに巻いてある方ではなく、
反対の端に近い、音緒の所や駒の所で切れる分には
糸の長さがそれほど短くならないのでありがたいのですが
上の駒のあたりで切れるとがっかりします。
新しい糸に替えなければもう使えないからです。
なので、糸が新しい間に切れないように
早めに糸を少しずつずらして長持ちさせようと思っています。

それにしても、駒で糸が切れることを駒切れというのですが、
駒切れを起こすたびに、つい、小間切れ・・・と思ってクスリと笑います。
駒切れの場合は残りの糸が長くて嬉しいのに
何で小間切れって言うのかしら?・・・・

でも、駒切れを起こしたときふと思ったのですよ。
切れた方の糸って短いじゃない?
これってやっぱり小間切れかも!
ってことは~、小間切れって、駒切れから来たかも・・・・

あ、ところで一番上の写真を見て
おや、撥皮がはがれていますね、と思ったあなた、鋭い!

ちんちりれんを弾いていてちょっと油断した折りについ・・・
それ以来、気をつけてはいるんですが・・・
前回はほんのちょっとだけだったので
撥皮が破れるまでもったのですが、今回はだんだんひどくなります。
困った・・・自分で触りたくないし、かといって持って行くほどでも・・・
浅田屋さんは撥皮は水で薄めたヤマト糊が一番と言っていたし・・・
そこでご飯粒を一粒つぶして水でべたべたにして爪楊枝でそっと入れ
撥でこすり出して貼り付けました。皮が少し濡れたのでちょっと心配・・・
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でも、糸も張れたし撥皮も貼れたし。めでたしめでたし、ということにしましょう。
これ以上、皮に触りたくないから気をつけよう・・・
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by yamamotoyk | 2008-04-29 23:08 | 三味線 | Comments(5)
Commented by ぶり at 2008-04-30 21:40 x
駒切れ→細切れの連想、うふふ♪
violinのガット弦も似たような箇所で切れちゃいます。 張り替えた直後にすぐ切れたりすると、ありゃ~また切れたぁ!ってガッカリ。 頻繁に切れるのでナイロン弦に変えちゃいましたけど、切れ難い代わりに、しばらくすると伸び易くなるの。 三味線には、ナイロン弦はないのでしょうか。 
ところで、犬革と、猫革で、音が違うって皮の厚みとか、粘り?具合のせいでしょうか。 更に質問ですが、ナイロン皮は使わないのでしょうか。 三線や、ティンパニなどのように。
質問責めですみません。(^^;
Commented by あつこ at 2008-04-30 22:43 x
うまこさん、こんばんは。
三の糸はよく切れますね。
撥のあたる所が一番切れますので、糸一本で二回しか使えません。

>早めに糸を少しずつずらして長持ちさせようと思っています。

なるほど!ちょっと面倒ですがやってみましょう。

撥皮がはがれて来た時に、
私は卵の白身を使います。
卵を割った殻についている白身で十分間に合い、すぐに乾いて
きれいに貼り付きます。
さてこれから少しお稽古します。

Commented by yamamotoyk at 2008-04-30 23:30
はい、ぶりさん、三味線にもナイロン糸はあります。
教室ではナイロン糸が使ってあります。切れませんから。
津軽三味線は特に激しく叩くので
ナイロンが使われることが多いようです。
長唄用は浅田屋さんが渋い顔をしました。
ナイロン糸を使っていたんじゃ、
音の善し悪しがわからないということのようです。
三味線の場合糸は絹なので、
張るときによほど伸ばさないとどんどん伸びて
すぐ音が下がります。
先生は切れるほど伸ばせと言われます。
舞台の時は、演奏中に音が下がったら、自分で対処できないので
必死に伸ばして張ったところ、終わりまで音が下がりませんでした。
後にも先にもそんなにうまく張れたのは、そのときだけです。
Commented by yamamotoyk at 2008-04-30 23:33
三味線の皮は破れる寸前まで張りつめて糯米糊で固定してあるので
皮には引っ張り強度が要求されるようです。
また、胴が木でできているため湿度の影響も受け、
ナイロン皮と相性がよくないようです。
ナイロンは需要が少なくかえって高価とのことです。
最近ではカンガルーの皮が利用できるようですが、
愛玩動物という理由で伝統文化が影響受けるのは、困ったものです。
猫と犬の音の違いはおそらく皮の緻密さ柔軟さではないでしょうか。
猫は繊細な音がしますが、犬は堅く鋭い音がします。
舞台では却ってはっきりとした犬の響きの方が好まれることもあるとか。
Commented by yamamotoyk at 2008-04-30 23:42
はい、あつこさん、こんばんは
少しずつずらして、と書いたすぐ後に、ずらす間もなく・・・
上の駒のところで切れてしまいました。
最近ちょっと油断気味でした。


卵の白身ですか。
皮と似た素材なので、よさそうですね。
何より水を使わないのは安心ですね。
覚えておきます。ありがとうございます。
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