さて、杏仁豆腐をキョウニンドウフと読むと書きましたが、
美味しそうじゃないのよね、キョウニンドウフって・・・ だって、キョウニンってむかし物語で読んだんだったか・・・ 咳止めの薬でキョウニン水ってのを飲むけど なんだかまずそうだった・・・という記憶がどこかにあって・・・・ キョウニンドウフと口に出すと その病気とか咳止めとかまずそうな雰囲気とかに わっと襲われるというか・・・・ だから、アンニン豆腐という読み方をはじめたのが 誰だったのか知りませんが その人もそんな記憶がどこかにあったかもしれない、 って気がするんです。 絶対アンニン豆腐と言う方が美味しそう。 だから、どちらで読んでも良いように、 以後、杏仁豆腐と書くことにします。 さて、杏仁というのは文字通りアンズのタネの中身です。 昨年まではタネをモンキーレンチで固定して金槌で 思いっきりぶちたたいて、 時には中の仁までたたき割ったりしていましたが、 インターネット偉大です。 上手い割り方を見つけました。 アンズのタネは上下同じに見えますが よく見ると一方だけ小さな穴があります。 そこにとがった物をさしてたたきます。 でも、やはり何かで固定した方がたたきやすいです。 やさしくコツコツコツ、と叩いていくと、 わずかにコキコキとした感触と言うか音というか そんな感じがしてくるので出来た割れ目を 平たい物(マイナスドライバーなど)でこじ開けます。 なかなかまっぷたつには割れませんで こんな風になっちゃいますが こうなってからでも上手にハンマーでかどを叩くと、 さらに割れて、上手く仁が出せます。 歩留まり9割くらいかな?1割くらいは中が未熟で、しぼんでいました。 こういう作業を99回やって、思ったのですが ハンマーを上手く使って地面をまっすぐ叩く、 その間に叩きたいタネの場所を持っていく、 そういうことが出来ると力が無駄なく手にも響かない。 大工仕事と共通するなぁ~ さて、最後の一手間 皮むきです。 薄皮、これ結構厚いのですが、簡単にむけます。 それは今までちゃんと水に浸してあって、 タネが乾燥してないから。 だから鍋を一個占領して、ずっとタネを水に入れておいたのです。 皮をむいた真っ白なタネの仁を洗って フリーザーバッグに入れ冷凍庫に入れました。 これでいつでも杏仁豆腐造りが出来ます。 と言ってもまだまだ色々大変なんですけどね。
by yamamotoyk
| 2009-06-21 23:30
| 食べ物
|
Comments(2)
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bananamama
at 2009-06-22 07:43
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過程は大変そうですが
なんというラブリーなタネ★ 宝石の様、たしかに杏仁豆腐色です♪ 美味しそう~
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yamamotoyk at 2009-06-22 08:56
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