昨年、ヤフオクで落とした古い三味線、
皮を張ってもらいに出してあったのが戻ってきました。 というか、電話番号を残しておかなかったので連絡が無くて ぼちぼち、お弾き初めだし、きっとできているだろうとこちらから電話して 取りに行ったわけです。 案の定、電話番号がわからなかったって・・・・ 皮張り2回目って言ったって、ご常連じゃないしね・・・・ 最初行ったときは、竿の色が一貫していなくて継いだ竿だし・・・ そんなにいい三味線というわけでもないから 新しい象牙の糸巻はもったいないね、ということだったのですが、 今日は、ま、確かに継いである竿だけど、上と下は同じ木みたいだし、 いい三味線だよ、という話になった。 持ち込みの古い象牙の糸巻は昔の物だから 手彫りだけど、溝が浅くて力が入らないかもしれない、 でも手は痛くならないからいいよ、という話。(色々あるんだぁ) でも、胴掛けの紐が化繊だったから絹に替えておいたよ、とのことでした。 こんな感じで竿の色が市松になっているのがわかりますね。 この色の違うところで継いであるのはどれも同じですが、 真面目な三味線は一続きの同じ木で継いであるものなのです。 な~んか、見かけだけ高そうで手抜きのある三味線ですが・・・・ 胴の中に綾杉の彫り物はあるんですが、な~んか、怪しい雰囲気。 (糸巻もの機械彫りだから綾杉もきっと機械彫りでしょう) 竿はトチ(縞状の木目)がたくさん入ってて、高級そうですが、 違う木で継いであるし、胴掛けの紐は化繊だし・・・・ もともと付いていた黒い木の糸巻は軽くて安っぽい感じ。 仕方ないです。それなりの値段で落としたのですから。 いいものはどんどん値が上がってしまって・・・・ さすが皆さんわかってらっしゃる。 今回も勉強させていただきました(^^;) で、さっそく・・・ その胴掛けに滑り止めのゴム(肘ゴム)をかけて、 ひざゴムも目立たないようにちょっとだけ貼りました。 ボチボチがついているのがその細っこいゴムです。 気にしなければ、もっと幅の広いものをで~んと貼るのですが、 長唄の場合、弾かない時にお客さんの方に底を見せて置くので いかにものゴムが貼ってあるとみっともないですから。 それにしても、相当古い三味線ですが、 竿もすり減ってないし、あまり使った形跡がない。 素人さんがデパートで買ってもらっただけで 結局ろくにお稽古してなかったわね、って感じ★ 弾いてみると、なかなか良く響くし、いい感じです。 もう一本の何の変哲もないものよりさすがにいいい響きです。 一番いいのといい勝負。 一番いいのは三味線そのものはさほど良くないけど、 なんと言っても浅田屋さんのおじちゃんが張ったからね。 ただ、おじちゃんもう年で張り方が甘くてちょっと太い音なので 先生方に印象が良くない(+_+) 見かけは真面目でいい三味線なんだケド・・・・ ということで、これからは新しいの物を持っていこう。 (もう少し落ち着いて竿の色を吟味すればよかった・・・残念) またいつか、いいものを探そう・・・・・ 下取りしてくれる人がいたらね。
by yamamotoyk
| 2013-01-11 19:47
| 三味線
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