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ハチクの色II

さて、ハチクの皮染めリベンジ。

次の週八百屋さんでまたハチクが出ていたので購入。
ハチクの色II_c0021551_21311765.jpg

今回はかなり細い物3本。細い方が皮が多いかな、って・・・・

で、皮を剥いて可食部分と皮を別々に煮て
染める時間ができるまで3日ほど朝晩火を入れていました。
(腐らせないため)
ハチクの色II_c0021551_21324787.jpg

で、いよいよ、再挑戦。

こちらが染める前の足袋。
真っ白と比較します。
一番茶色いのが前回染めた物。
中間のは単に薄汚れている物。
ハチクの色II_c0021551_21403073.jpg

皮を入れたまま沸騰させ、弱火でほとほとしているところに、
濡らした2足の足袋を入れ、しばらく攪拌し、
次に別の容器で湯にミョウバンを溶かした物に入れます。
前回はここで液がさ~っと紫に変わりましたが、今回はなりませんね。
何日も煮ていたので紫の色は壊れちゃったかな。

水洗いし軽く絞ってから、もう一度染め液に入れて攪拌。
またミョウバン液に入れてから、水洗い、
最後にもう一度染め液に入れて終了にしました。
3回で止めたのは、染め液の色が薄くなって、
いかにももうダメっぽくなったから。
最後に水洗いしてから干しました。

さあ、乾いてからもう一度白足袋と比べます。結果は?
ハチクの色II_c0021551_21393877.jpg

一番上は都合6回、染め液に入れて、
その下は今回の3回だけ。一番下は真っ白。

何の変哲もない、薄い色合いの普段着用足袋ですね。
染めたとも言えないほどの色・・・・・(薄汚れが濃くなっただけ鴨)
一応、前回のはタケノコの目印を描いたので、
今回のは目印に竹の葉っぱを描きました。
時間ができたらもっと見えるところに描きますか・・・・

それにしても、ハチクの皮は草木染めには向かないようですね。
長く煮ても、微妙な紫が消えるばかりか、茶色も全然濃くならないし、
素人向きではないと結論。これで挑戦終了とします。

これまでに挑戦したなかでよくそまった草木染めは、
1:タマネギの皮(貯めるのに時間は掛かりますが)濃い黄色になります。
2:ユキヤナギの枝葉。これもかなりの黄~茶
3:ラベンダーの枝葉。緑っぽい黄色かな。
4:しだれ柳の皮。茶色っぽいピンク、なかなか良い色です。
5:ビワの枯葉。ピンクっぽい茶色。
6:花が咲く前の桜の枝。しかし最近は材料の確保に問題が・・・・
桜の枯葉を考える時期かも・・・・
いずれも媒染剤と、布で色が違ってくるのもおもしろいです。
by yamamotoyk | 2013-06-03 22:30 | 手芸 | Comments(10)
Commented by minnieiko at 2013-06-03 22:50
かれこれ、うん年前、実家でパラサイトてたころのハナシ…
母が外の物置の奥に玉葱の皮を貯めるずた袋を置いていて、
夕食のメニューがカレーなんかだと皮を捨てに行かされるのが苦痛でした。
これが綺麗なピンク色になるんだわ~
と嬉しそうに語ってたけど、作品を目にした記憶はないです 苦笑
Commented by yamamotoyk at 2013-06-03 23:49
えいこさん、ありがとうございます。
わたしはタマネギ置き場(階段ですケド)に皮入れ袋をおいて、
皮を剥いてからタマネギを台所に持ってきてました。
相当長く掛かってた~くさん集めました。
絹も木綿もミョウバン媒染で染めるとまっきっきでしたけど、
どうするとピンクになるのか知りたいですね。
草木染めは染める人だけが妙に嬉しい(^^;)
自分だけ嵌るんですよね・・・・
Commented by buribushi at 2013-06-04 10:19
玉葱は鮮やかな黄色に染まり(ミョウバン媒染)、鉄媒染ではコンブのような色に染まっていましたが、ピンクが出るとは知りませんでした、何媒染か知りたいものです。
ヨモギ、セイタカアワダチソウ、うどなど、銅媒染で緑系、鉄媒染でその渋いいろか茶系、クルミの葉で焦げ茶が出たのは多分鉄媒染。随分ながいことやっていません。
Commented by uzuz at 2013-06-04 15:09 x
小学校の家庭科で染めるので、上の子の時に玉ねぎの皮をせっせと貯めた記憶があります。
給食の調理員さんや近所のスーパーにもお願いして、結構な量の皮を集めたようです。
渋い黄色の絞り染めのランチョンマットを仕上げて持ち帰ってきました。

綺麗な色になったり、いまいちだったり、草木染めは奥が深いのですねぇ・・・
Commented by yamamotoyk at 2013-06-04 19:26
すばるさん、ありがとうございます。
タマネギでピンクが出ると楽しいですね☆
でも、きっと今となってはまぼろし・・・でしょうか。残念です。
ちなみに銅媒染剤は何を使われるのですか?
Commented by yamamotoyk at 2013-06-04 19:41
uzuzさん、ありがとうございます。
家庭科で草木染め!ステキな小学校ですね☆
お子様の記憶に残っているでしょうか・・・・

そういえば、銀座のもとじさんが
銀座の小学校で“銀座の柳” で柳染めの実習をされる話を
アップされてますね☆
枝を切る時期や媒染剤や染め布でかなり色が違うようですね。
私は自分の柳染めをこっそり自画自賛☆
Commented by 天鼓 at 2013-06-04 20:27 x
タマネギ、ヨモギ、枇杷、桜の枝は染めたことありますが、ユキヤナギやしだれ柳は今度探してみよう…。
ハーブ系は、ラベンダー以外にもローズマリーとかも淡い灰色というかベージュというか…というような色にたいていなるそうです。
その他でよく染めるのは、ツツジ(庭の平戸ツツジ、明礬で黄色)、栗の皮(栗ご飯のときに、明礬で灰ピンク、鉄でグレー)。
栗のいがで染めるというのはよく聞きますが、皮でもほぼ同じ色が出ます。
タマネギは明礬で赤味の黄色、鉄で抹茶色になります。
ピンクになるという話は最近聞きまして、多分灰(石灰とか草木灰)で焙煎するのでは?と思っています。
消石灰か苦土石灰を水に溶かして媒染液にしますが、たいていのものは赤味が強くなります。
Commented by buribushi at 2013-06-04 20:41
銅媒染は、染織をやっている人に分けて貰ったので名前を知らないんです。
ただ、裏の藪にたくさん伸びすぎていた山ウドの派を煮出すとき、お菓子やの餡こ鍋だったという大きな銅鍋で煮て毛糸を染めたら、鍋の銅が効いて淡いきれいな緑になり、それで編んだセーターを娘が喜んで着ました。
鉄媒染を古釘を酢で煮て使うくらいだから、銅もそれでいけますかねえ?薬品を使うと流すのに気が引けて。
石灰なら畑用があります。草木灰もストーブや風呂のが沢山あります。玉葱もやってみなくては。
Commented by yamamotoyk at 2013-06-04 22:43
天鼓さん、貴重な情報ありがとうございます。
私の染める物はたいてい庭で剪定した枝なので
気分と素材が揃うと(^^;)挑戦という次第。
栗の皮は栗の渋皮煮を作った時に考えたのですが、
エネルギーが残っていなかった・・・・(^^;)
しだれ柳も庭の木です。↓
http://umakohouse.web.fc2.com/yanagiobi/yanagiobi1.htm
ピンクは桜の枝を煮る時に草灰が無くて重曹を入れて
よりピンクを濃くしますが、おそらく同じような原理なんですね。
アルカリ→重曹しか思いつきませんでしたが、
石灰系は思いつきませんでした。次回挑戦したいと思います。
Commented by yamamotoyk at 2013-06-04 23:21
すばるさん、ありがとうございます。
おそらく専門家の方のは硫酸銅でしょうね。
ちょっと酸が強いようですね。
お酢に銅線や鉄釘を入れて作る物の方が弱くて良さそうですね。

タマネギを酢酸銅で媒染してピンクにする話もあるようです。
http://notonote.tank.jp/notonote/text_1.htm
媒染剤から作って草木染めをすると面白そうですね。
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