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横浜一人味な冒険の旅

横浜へ行ってきました。
通常は夕食を食べに行く仲間を先に募っておくのですが、
今回は直前まで忙しかったし、だんだんそれが億劫になって・・・(>_<)
いきなり行ってしまった・・・・
結局、仲間には会えず(誰が行っているのかも不明のまま)

どこかでテキトーに食べようと(実はものすごく苦手)
仕事が終わって、ホテルにチェックインしたあと、
ふらりと外に出て、周りは食べるところだらけだし(ここは関内)
ホテルに来るまでのあいだ、なぜか蕎麦の字が目についていたので
んじゃ、蕎麦屋でも・・・と

目の前に蕎麦志な乃の字が見えたので、
とてもきれいな引き戸をがらりと開けた。
蕎麦屋にしては・・・瀟洒な・・・と心の隅で思いながらも・・・
なかは、どう見ても蕎麦屋に見えないけど・・・・
とっても上品で・・・・・それになぜホヤが置いてあるの???
と考えるまもなく、どうぞそちらに・・・と大将が、
席はカウンターだけで、奥にもう一組先客が・・・

よくわからないけど、ここで引き返すのも悔しい。
少なくとも、こんなことでもないかぎり、
一人では絶対来ないような高そうなお店だけど、びびってはいけない。
ちょっとした冒険よね。
ぢつはおそば屋さんに入ろうと思って、間違っちゃったんですと白状しちゃいました。
ホヤを見たのでつい・・・って、お寿司屋さんだったんですね。
ええ、おそば屋さんは横の通路の奥ですよ。

ゆったりと待っていると、どうやら先客は赤むつの一夜干しを薦められているよう。
尾の方とカマの方とどちらがイイかとか・・・ご常連さんのようです。
お飲み物は、と聞かれたのでノンアルコールのビアをお願い。
何にしましょうかと問われたので、じゃ、わたしもその赤むつを・・・
赤むつ、って、のどぐろなんですか。(金沢で知ったあの、のどぐろなんですね)
ご常連さんは尾の方を選んだらしい。
わたしはもちろんカマです。

赤むつが焼かれている間、
ゆ~ったり、ま~ったりしつつ、色々観察。
〆鯖をすこ~しと、んじゃ、ほや!と枝豆もお願いします。

〆鯖をゆ~っくりいただきながら、大将がホヤをさばくのをじっと観察。
別にそれほどホヤが好きって訳じゃないんですけど、
ホヤに呼ばれてしまったし・・・
プロがホヤをさばくのを見たかったし・・・

〆鯖はとても上品でおいしかったし・・・
横浜一人味な冒険の旅_c0021551_22305627.jpg
2個あったうち、小さい方のホヤがこんな風の酢の物に変身
大葉の後ろにはみょうがとわかめ
宮城のホヤだそうで

ゆっくり頂くうちに、赤むつ登場。(写真無し)
カマですからね、とっても脂がのっているし、
程良い塩加減、スダチを掛けると、また、よくて。

きっと高いですからね(^_^;)、しっかり味わいましたよ。
のどぐろっておいしいんですってね。
前頂いた時は、よくわからなかったんです。ふむふむこういう味なのね・・・
食べられるところは全部頂きました。
美味しい美味しいと言いながらね♪~
大将、キレイに食べてくださったとにっこり。

何かにぎりましょうか?と尋ねられましたが、
いえ、このあと、おそば屋さんに行こうと思っているので・・・
(と言いながら、ぢつはこの瞬間に決心)
ちなみに次に来たご常連さんもホヤを頼んでましたね。

ひとしきり優雅な時間を過ごしたあと、お勘定。
このくらいのお店でこのくらい頂くとこのくらいのお値段なのね、
とお勉強代ですね。
寿司:はしもと

で、次はビルの中のおそば屋さんへ・・・
年期の入ったお店で、外の蝋細工にはふっと~い、おそばが・・・・
がらりと戸を開けて入ると、いかにも年期の入ったおそば屋さん候。
同じく大将がどうぞそちらに、と席を教えてくれる。
お品書きを見れば、さいわい、半分というざるそばがあるので、
じゃそれを・・・と言いつつ、さらに見ると
そばがきという字が目に入ります。
あ、すんません、このそばがき何で頂くんですか?と尋ねれば、
おじさん(おじいさんと呼べるくらいのいかにも蕎麦屋なおやっさん)が
なにか、とっても嬉しそうに、”生醤油ですよ、
これはうちのお勧め(って言ったかな?)ですよ”って。

程なく出てきた、そのそばがき。
分厚い器(あとで益子焼きと判明)にどかっとそばがき
ごつい鰹節と刻みネギが添えられて、醤油差しも付いて来ます。
小皿に生醤油をそそぎ、添えられていた鰹節とネギを・・・・これどうしよう?
えいままよ、と大胆にそばがきにぶっかけて、
一口ずつ、醤油につけていただくと、え、なんだかすご~く美味しいの!
このごっつい鰹節、味も香りも良いし、そばがきはふんわり重くてほんのり甘いし・・・

おいしいです!と言うと、おじさん、すごく嬉しそう。
そうでしょ?その辺の真っ白で味も素っ気もないのとは違うでしょ?
特別に作ってもらっている玄蕎麦を自分で挽いて打ってるんです、って!
中国や北海道の蕎麦とは違ってここのは味があるんですよ、って。

それから、色々なお話を伺ってしまいました。

横浜一人味な冒険の旅_c0021551_23014147.jpg
鰹節の味が強かった理由。
本物の鰹節を削って使っているから。
そば湯用の汁も色は薄いのに味が濃くて、
そば湯がお吸い物のようになります。

ご常連さんが帰り際に、いつまでも元気でお願いしますよ、って。
でも、歯の弱い人が苦労して食べているようだったので、
美味しいんですけどね・・・って。
内心、そばがきにして正解だったかと・・・・(^_^;)
蕎麦:志な乃

by yamamotoyk | 2014-05-18 23:33 | 外出 | Comments(4)
Commented by しんのすけ at 2014-05-20 05:48 x
ほや・・・いいなぁ・・・
震災以来、地元で宮城産は見かけませんでしたが、ことしは初お目見え でも小さいし・・・酸素パックになっていないのでいまいちでした
これはおいしそう・・・
Commented by yamamotoyk at 2014-05-20 21:27
しんのすけさん、ありがとうございます。
久しぶりに出くわしたホヤ、色んなことをすっかり失念。
そう言えば、酸素パックの話とか色々ありましたね。
素直に美味しかったです☆
Commented by buribushi at 2014-05-21 22:21
夫もうっかり入ってから気がついたがそのままそこで軽く食べて、1万円くらい払っちゃったことがある由です。

そばがきが美味しくてよかったですね。
捏ね鉢やら何やら揃えて蕎麦打ちをしていましたがとっくに引退。こんどはそばがきをしてみようかと思います。読んでいたら食べたくなりました。
Commented by yamamotoyk at 2014-05-21 22:32
すばるさん、ありがとうございます。
やはり間違えたことがおありなんですね。
そこまで高そうではなかったのですが、用心したので、
その半分で済みました。ノンアルコールだったし・・・(^_^;)

そばがきも案外奥が深いかも知れませんね。
茹でないだけに栄養が無駄にならず、いいかもしれませんね。
(信州の蕎麦屋でそばがきに砂糖が出てくるお店がありました。
美味しかったです)

滅多にできない良い経験で、美味しくて嬉しかったです。
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